FUJITSU ScanSnap S1300i FI-S1300A で本格的にスキャンをするにあたり、画像の圧縮率を1(低圧縮)から5(高圧縮)まで変化させると、画像サイズと品質がどう変化するかを調べました。
実験環境
- スキャン対象
- A4のカラー写真を含む紙片面
- 主な設定
実験結果
まずは300ppiの場合。
設定 | 画像サイズ | Q値 |
---|---|---|
1(低圧縮) | 2,877KB | 95 |
2 | 1,202KB | 80 |
3 | 847KB | 67 |
4 | 550KB | 45 |
5(高圧縮) | 231KB | 15 |
設定4,5はブロックノイズが目立ち、画像の鑑賞には向かないと感じました。 設定2と3では2の方がノイズが少ないと感じましたが、1と2ではあまり違いが分かりませんでした。 より正確に言うと、同一の紙をスキャンするたびに出るゆらぎの大きさが、設定1と設定2の画質の差を上回っているように感じました。
次に600ppiの場合。
設定 | 画像サイズ | Q値 |
---|---|---|
1(低圧縮) | 12,477KB | 95 |
2 | 5,519KB | 80 |
3 | 4,901KB | 67 |
4 | 2,673KB | 45 |
5(高圧縮) | 878KB | 15 |
当たり前ですが、600ppiは明らかに300ppiよりも解像度が高いです。
こちらも設定4, 5はブロックノイズが気になりました。 設定1, 2, 3では、画像を大きく引き伸ばさない限りは、ファイルサイズほどの差は感じず、いずれも綺麗でした。
Q値は、ImageMagickで以下のコマンドを実行して調べています。(参考:image processing - Is it possible to tell the quality level of a JPEG? - Stack Overflow)
$ identify -verbose (filename) | grep -i quality