Anacondaのcondaコマンドによる仮想環境の使い方のまとめ


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Pythonパッケージ集として人気のあるAnacondaに付属するcondaコマンドを使って、クリーンなPython環境を作ったり破棄したりする方法についてまとめました。

環境を作る

myenvという名前のpython環境を作ってみましょう。

$ conda create --name myenv python

とすると、myenvという名前の環境が作成されます。以下、--nameの代わりに-nでもOKです。

Pythonのバージョンを指定したい場合はpython=x.xなどと書きます。

$ conda create --name myenv python=3.3

追加のパッケージを入れたい場合はパッケージ名を羅列します。

$ conda create --name myenv numpy scipy

パッケージ全部入りのpython環境を作るには最後をanacondaにします。

$ conda create --name myenv anaconda

すでに作成した環境をクローンして新たな環境を作成したい場合は--cloneを使います。ここではmyenvという環境をクローンしてclonedenvという環境を作成しています。

$ conda create --name clonedenv --clone myenv

作成した環境の一覧を見る

以下のコマンドを打ちます。

$ conda info --envs

自分が今いる環境にはアスタリスクが付与されています。

環境を切り替える

Linux, OS Xの場合は

$ source activate myenv

Windowsの場合は

$ activate myenv

とすると、作成した環境に入れます。

環境から出る

Linux, OS Xの場合は

$ source deactivate

Windowsの場合は

$ deactivate

とすると、作成した環境から出られます。

環境を消す

$ conda remove --name myenv --all

とします。

参考

Managing environments — Conda documentation