WSL2 + Ubuntu 22.04 のGUIアプリで日本語変換できるようにする


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WSL2 + Ubuntu 22.04 でgeditなどのGUIアプリを使用する際、日本語入力できるようにしました。現時点でgeditでは日本語入力できていますがemacsではできていません。

試行錯誤したので書き漏らしがあるかもしれません。

基本の設定

基本、Windows Subsystem for Linuxガイド 第24回 WSLgの日本語入力を設定する を参考にしましたが、ほかのサイトも同時並行で参照していたので一部異なる方法をとっています。

  • sudo apt -y install language-pack-ja
  • (スキップ) sudo localectl set-locale ja_JP.UTF-8
  • (スキップ) Windows側のフォントをLinux GUIアプリケーションで利用できるように設定
    • これの代わりに sudo apt install fonts-noto-cjk fonts-noto-color-emoji fonts-noto-mono でフォントを入れました。
    • フォントを入れることで、emacsで日本語を含むファイルを開いたときに文字が豆腐になる現象は防げるようになります。
  • sudo apt install fcitx5-mozc -y
  • .zprofileに以下を記載
    • zshユーザなので.profileのかわりに.zprofileとしました
export GTK_IM_MODULE=fcitx5
export QT_IM_MODULE=fcitx5
export XMODIFIERS=@im=fcitx5
export INPUT_METHOD=fcitx5
export DefaultIMModule=fcitx5
if [ $SHLVL = 1 ] ; then
  (fcitx5 --disable=wayland -d --verbose '*'=0 &)
fi
  • ps aux | grep fcitx5 でプロセスが立ち上がってるか確認
  • fcitx5-configtool &で設定ツールを起動し、 -「入力メソッド」タブで、「日本語 (OADG 109A)」と「Mozc」を左側に並べる
    • 「グローバルオプション」タブで、「入力メソッドの切り替え」をお好みで設定

emacs用の設定

半角ボタンを押すと日本語入力になるようにfcitx5-configtoolで設定したつもりでも、emacsで半角ボタンを押すと<zenkaku-hankaku> is undefinedと言われてうまくいきません。

とりあえず以下の方法をとることでC-\によりmozcが立ち上がるようにはできました。 Emacs日本語入力をMozcに変更する - minisoba blog を参考にしました。

  • sudo apt install emacs-mozc emacs-mozc-bin
  • ~/.emacs.d/init.elに以下を追記
;; C-\でmozc
;; https://minisoba.com/entry/2022/06/05/232006
;; sudo apt install emacs-mozc emacs-mozc-bin が必要
(load-file "/usr/share/emacs/site-lisp/emacs-mozc/mozc.el")
(setq default-input-method "japanese-mozc")