Visual StudioにPython Toolsプラグインをインストールした構成にて、コードの実行中に対話的にデバッグを行う方法についてご紹介します。Windows 7 + Visual Studio Express 2013 for Windows Desktop Update 4 + Python Tools 2.1という構成で動作を確認しています。
ブレークポイントを設定してコードを実行
デバッガを止めたい行にてF9を押し、ブレークポイントを設定します。次にF5でデバッグ実行し、ブレークポイントで処理が中断するのを待ちます。
Python Debug Interactiveウィンドウを開く
デバッグ→ウィンドウ→"Python Debug Interactive"をクリックして、Python Debug Interactiveウィンドウを開きます。Shift + Alt + Iというショートカットキーを使ってもOKです。
このWindowでさまざまなことが可能です。例えば、変数の確認や書き換えができます。以下では変数xの値を確認後、値を書き換えています。
>>> x 218 >>> x = 77 >>> x 77
また専用コマンドも用意されています。例えば:
- $where または $w または $bt
- 現在のスレッドにおける関数の呼び出し階層を表示
- $up, $down
- 階層を上がったり下がったり
- $threads
- スレッドリストを表示
- $thread <スレッド番号>
- 他のスレッドに移動
現在の変数の一覧を表示するには、Pythonの組み込み関数である locals(), globals(), dir() を使います。IDEのローカルウィンドウを見てもよいと思います。
他の専用コマンドについては$helpと打つか、 Python Tools for Visual Studio - Home を参照してください。