CMakeをコマンドラインから使う方法の簡単なまとめ


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CMakeという、多様なプラットフォームでソースコードをビルドするためのツールの使い方を勉強中です。この記事では、CMake向けに構築されたソースコードを、Linuxなどのコマンドラインからビルドする方法についてまとめます。

ビルドの基本

まず、buildを行う適当なディレクトリを作成して、そこに移動します。

$ mkdir build
$ cd build

わざわざディレクトリを作成するのは、ソースコードツリーがビルドの生成物で汚染されるのを防ぐためです。

そして、cmakeコマンドを以下のように実行します。引数には、ソースコードのルートディレクトリ(CMakeLists.txtというファイルが置かれているディレクトリ)を指定します。

$ cmake /path/to/source

Makefileができているはずなので、それを使ってビルドを行います。

$ make
$ make install (必要に応じて。ただしCMakeに設定が書かれていることが条件)

オプションの指定

cmakeコマンドの実行時に、オプションを指定することが可能です。例えば、make installしたときの配置先をデフォルト(例えば/usr/local)から/home/your_name/usrに変更するには、以下のようにします。

$ cmake -DCMAKE_INSTALL_PREFIX=/home/your_name/usr /path/to/source

オプションをインタラクティブに変更するにはccmakeコマンドを使います。

$ ccmake /path/to/source

とすると、コンソール上に以下のようなUIが表示されます。 f:id:minus9d:20150811120026j:plain

UI下部の指示通りに操作を行えばオプションの値を変更可能です。

参考リンク